FXで重要なのは為替市場の動きを知ること

今と近しい経済状況時の為替の値動きを見る

今後の為替動向を見通すうえでアドバイスはありますか。

 

過去に近しい経済状況がなかったかをチェヅクし、そのときの為替の動きを見ることは重要です。私はこれからドル安バブルが起こると考えています。理由は今の状況が
2002年〜2004年頃の状況によく似ているからです。当時のアメリカはITバブル崩壊から立ち上がっていたときでしたが、超低金利からなかなか抜け出せず、一方で他国では利上げが進み、結果的にドルは大きく売られました。今やアメリカは金利O%の赤字・債務国。新興国は金利を上げてきています。当時以上のドル安が想定できます。2011年の年初は、アメリカの景気が回復するのでドルは上昇するという見方が多かった気がします。

 

景気が回復するだろうという予想は我々も同様でした。でも為替の見方は−ケットが何らかの理由で混乱してドルが買い戻されるかのどちらかだと思います。結果的にそれ以外の理由があってドルが上昇したとすれば、新たな経験則として、次に活かしたいと思っています。ただし、経済サイクルは長いので、次に活かせるときまでこの仕事を続けているかどうか、そちらの方が不透明ですね。

 

金融市場のイメージ

 

FX初心者おすすめのサイト「達人が教えるFX初心者入門

売買のフローを細かく追いかけること

為替市場を理解するうえで、前提にすべきポイントを聞かせてください。

 

為替相場は誰かが売ったり買ったりしなければ動かない、同じ人間同士のやり取りで成立している市場であることを認識することです。

 

加えて、投機筋の売買も含めて、市場参加者の売買動機や行動についてよく考えること。とかく「震災で円高になるのはおかしい」から「ヘッジファンドによる投機的な動き」で理由付けしようとする向きがありますが、実際にはもっといろんな理由でさまざまな人が為替の取引をしなければならないから、為替相場は動くのです。

 

日本の景気が悪いから円安だといった抽象的な考え方をせず、景気が悪い時に誰がどんな行動を取るのかを具体的に考えるクセが必要です。日本の景気が悪くなると、実は円を売る人より買う人の方が多くなるのです。

 

金利差が為替市場に与える影響はどのように捉えるべきですか。

 

金利と為替の関係はとても密接ですが、金利が高いからその通貨が買われると簡単に言えるほど単純ではないです。金利差が変化することで、どんな投資家がどんな理由で売買しているかは我々にもわかりにくいところです。相関の強弱の変化などを見ながら、その背後で何か行われているのかを分析することが必要です。

 

大切なのは資金の流れ、売買のフローを細かく分析することです。為替に係るフローはさまざまです。日本人投資家による外株買いや外債買い。外国人投資家の日本債券買い、日本株買い。貿易投資や直接投資。ヘッジ付きのものもあるので為替に影響しない資金もあるはずです。

 

いまは個人投資家でもインターネット上で、細かなデータが簡単に手に入るようになりました。それでも資金の流れを完全に把握するのは不可能ですが、大きな流れを自分なりに整理できれば、先行きのシナリオも自分なりに想定する事ができ、実際その通りになるのか、それとも異なってくるのかで、さらに分析が行えるようになるのではないでしょうか。

 

サイバーエージェントFX外為オンライン