過剰流動性を受けて資源国通貨が強くなる
景気回復基調が強まりリスク選好が高まれば、ドルが売られ資源国通貨や高金利通貨が買われるシナリオが考えられる。 主要国の超金融緩和政策がペーパーマネーの信認低下を通じてコモディティ価格の上昇につながったと解釈する。
その上で、「日本の復興需要が世界全体の年後半の景気を押し上げることなどを加味すると、いまの過剰流動性を背景に、資源国通貨やエマージング通貨が強くなる。豪ドル/米ドルは年末に1.2ドル程度でもおかしくないと予想する。世界の株式市場がある程度、堅調に推移する前提で「利上げ期待が高まり、豪ドルが上昇する」との見方だ。
2012年は米国を筆頭にいくつかの主要国で大統領選挙が行われる。為替が国力を映す指標だとすれば、その適当な水準をめぐって、政治的な議論が展開される可能性もある。日本経済の回復動向も気になる。GDP成長などで力強い回復を示していれば、円安への動きが強まる。 10月の日銀短観(四半期)に注目したい。